2018年11月27日
11月22日(木)、「高知家健康会議2018 ~日本健康会議 in 高知~」が高知市で開催されました。
同会議には尾崎高知県知事をはじめ日本健康会議共同代表である横倉日本医師会長、同会議実行委員でもある岡崎国民健康保険中央会会長(高知市長)の他、高知家健康会議を構成する高知県医師会、高知県商工会議所連合会など104の関係団体や自治体の代表者、関係者など約250名が出席しました。また厚生労働省から山本大臣官房審議官が講演者として出席されました。
会議の冒頭、尾崎知事は主催者を代表して挨拶に立ち、「日本一の長寿県をめざし取り組んできた。この高知家健康会議の発足を契機とし高知県の課題、特性を共有し、産学官民が連携し多様な政策の取組みを一層強化し目標を達成したい」と述べ、本会議開催の趣旨や高知県民の健康寿命延伸への取組み強化に向けた決意を述べました。
続いて国民健康保険中央会会長で、日本健康会議の実行委員でもある岡崎高知市長は「3000万加入者を預かる国保の代表として、これらのビッグデータの予防への利活用やヘルスサポート事業の支援などを通じ日本健康会議が目指す健康寿命延伸、医療費の適正などの目標達成を皆さんと協力して進めたい」と本会議の意義を強調されました。
また、来賓を代表して根本匠厚生労働大臣より「本会議を契機として健康寿命延伸と医療費の適正化を目指す、予防・健康づくりが一層高知県民に浸透し全国のモデルケースになることを期待します」とのビデオメッセージが寄せられました。
続いて第一部の講演に移り、
日本健康会議共同代表 日本医師会会長横倉義武氏
「持続可能な社会保障にするために」
日本健康会議事務局長 渡辺俊介氏
「健康なまち・職場づくり宣言2020」の達成状況
厚生労働省大臣官房審議官 山本麻里氏
「健康なまち・職場づくりの課題と政策の方向性」
とそれぞれの演題で医療を中心とした社会保障や、日本健康会議の目指すもの、健康なまち・職場づくりへの政策的な取り組み等がそれぞれの講師から語られました。
休憩のあと第二部が始まり、まず
平成30年度の高知家健康経営アワード受賞企業のミタニ建設工業㈱代表取締役三谷剛平氏より、「ミタニ建設工業健康推進計画」との演題で、従業員との多様なコミュニケーションを通じて「高知家健康パスポート」の利用を促進するなど、従業員とその家族の健康づくり進める「健康経営」への取り組みが語られました。
つづいて尾崎高知県知事より「高知県の健康増進に向けた取組」の演題での講演がありました。この講演では、高知県がこれまで取り組んできた施策を詳細な調査データと分析により高知県の置かれた特性とその課題を明確化し、その課題解決のため、新たな政策や取り組みを強化し、「健康寿命日本一」を目指す高知県の積極的な姿勢が語られました。
結びに、一般社団法人高知県医師会会長 岡林弘毅様から閉会のあいさつがあり、予防・健康づくりに熱心な議論が続いた「高知家健康会議2018 ~日本健康会議 in 高知~」が閉会となりました。
会議の模様や講演の詳細は、編集が済み次第、本HPでビデオ会議録として掲載する予定です。