本会議は、日本健康会議、日本健幸都市連合と静岡県および「ふじのくに健康寿命日本一推進県民会議」が共催し、静岡県内の自治体、保険者、企業関係者、一般県民はもとより県外からの参加者を含め約280名を超える多くの皆様が参加されました。
開会の冒頭、主催者を代表して川勝静岡県知事が挨拶に立ち「気候や産業に恵まれた静岡県は、関係の皆様の努力もあり平均寿命の日本一を実現してきた。今後とも取組を強め健康寿命日本一の県として「住んでよし、訪れてよし、働いてよし、老いてよしのふじのくに」を皆様と一緒に実現したい」と述べました。
続いて来賓として、加藤勝信厚生労働大臣から「これまでの静岡県の日頃の予防・健康づくりの推進に敬意を表するともに、日本健康会議の目標でもある健康寿命延伸と生涯現役社会の実現に向け、健康なまち、職場づくりの日本全体のモデルとしてさらなる取組みの強化を期待します」とのビデオメッセージが寄せられました。
その後日本健康会議の渡辺事務局長から日本健康会議の活動紹介と「健康なまち・職場づくり宣言2020」の達成状況報告が、続いて基調講演として黒田厚生労働省保険局医療介護連携政策課長から「健康なまち・職場づくりの課題と政策の方向性」、篠原静岡県医師会長から「健康寿命延伸と医師会の役割」、山口静岡県健康福祉部長から取組報告として「ふじのくにの健康寿命延伸への取組」が、青栁東京都健康長寿医療センター副部長からの「健康寿命を延ばす歩き方の黄金律~1日8000歩・速歩き20分で長寿遺伝子のスイッチ・オン!~」などの多彩なご講演がありました。
午後は、古井東京大学政策ビジョン研究センター特任教授が取組発表の座長となり、午前の基調講演等を受け、静岡県で予防・健康づくりに積極的に取組んでいる11の企業、団体の知事褒章とその代表3社から講演がありました。
午後の休憩中も静岡市、島田市健康づくり食生活推進協議会のメンバーによる健康体操の指導実演があり会場の参加者も体をほぐしていました。
その後、自治体の取組として静岡県から原田袋井市市長から「日本一健康文化都市ふくろい~「市民ともに進める」健康寿命の延伸~」、また県外からの招待講演として野村(滋賀県)栗東市長が「栗東100歳大学などの取組紹介」演題で、これまでの先進的な取組とこれからの展望について講演をされました。
その後午後の部の会議総括として古井座長からこれらの企業や自治体の活動を高く評価するコメントがありました。最後に「ふじのくに健康寿命日本一推進県民会議」を代表して佐古副会長から本日の会議の意義などのまとめがあり、お開きになりました。
項目 | 講演者 | 講演テーマ等 |
開会あいさつ | 静岡県知事 川勝平太 | |
来賓挨拶 | 厚生労働大臣 加藤勝信 | ビデオメッセージ |
講演 | 日本健康会議事務局長 渡辺俊介氏 |
「健康なまち・職場づくり宣言2020」の達成状況 ~日本健康会議の取り組み~ |
基調講演 | 厚生労働省保険局 医療介護連携課長 黒田秀郎氏 |
「健康なまち・職場づくりの課題と政策の方向性」 |
講演 | 一般社団法人静岡県医師会会長 篠原 彰氏 |
「健康寿命延伸と医師会の役割」 |
取組発表 | 静岡県健康福祉部長 山口重則 |
「ふじのくにの健康寿命延伸への取組」 |
講演 | 東京都健康長寿医療センター 研究所老化制御研究チーム 副部長 青栁幸利 氏 |
健康寿命を延ばす歩き方の黄金律 ~1日8000歩・速歩き20分で長寿遺伝子のスイッチ・オン!~ |
昼休憩 | ||
表彰式 | 受賞企業11社 | 健康づくり活動に関する知事褒賞受賞11社 |
講演 | ㈱ソフトウエアプロダクツ | 健康づくりへわが社の取り組み(受賞企業①) |
講演 | 旭テック㈱ | 健康づくりへわが社の取り組み(受賞企業②) |
講演 | ㈱竹屋旅館代表取締役 竹内佑騎 氏 |
ヘルスケア事業者からの提案 ㈱竹屋旅館(ホテルクエスト清水) |
休憩(健康体操実演指導)・静岡市及び島田市の健康づくり食生活推進協議会 | ||
講演 | 静岡県袋井市長 原田英之氏 |
「日本一健康文化都市ふくろい~「市民ともに進める」健康寿命の延伸~」 |
講演 | 滋賀県栗東市長 野村昌弘 氏 |
「栗東100歳大学などの取組紹介」 |
座長まとめ | 東京大学
政策ビジョン研究センター特任教授 古井祐司 氏 |
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閉会あいさつ | 公益財団法人しずおか健康長寿財団 理事長 佐古伊康 氏 |