―――　地域版日本健康会議として宮城県と共催しました「スマートみやぎ健民会議管理者等セミナー」が2月21日、仙台市の「太白区文化センター」で開催されました。

 

本会議には、同健民会議の会長でもある村井宮城県知事をはじめ宮城県内の自治体、保険者、企業関係者を中心に県外を含め約280名を超える多くの皆様が参加されました。

 

開会の冒頭、主催者を代表して村井宮城県知事が挨拶に立ち「産、官、学の協力で発足したこのスマートみやぎ健民会議は、昨年11月、嘉数県医師会長および鎌田県商工会議所連合会長長に副会長に就任いただき体制を強化し、みやぎのスマートアクションとして「あと、一日15分（1500歩）歩く」を標語に県民の健康増進に取り組んできました。「歩く」を積極的に生活の中に積極的に取り入れ、皆様とともに健康づくりの取組を強めたい」と述べました。

 

開会挨拶
村井 嘉浩　宮城県知事

 

続いて共催の日本健康会議を代表し渡辺事務局長より「日本健康会議は経済三団体、日本医師会など医療関係団体、保険者団体、有識者等が結集し民間主導で発足、国の全面的な支援の下で健康なまち職場づくりを進めています。この取り組みを地域に広げていこうと、本日村井知事の下でその取り組みを強化しておられるこのスマートみやぎ健民会議と本セミナーを共催させていただきました。こうした地域での取り組みをさらに強めていきたい」との挨拶がありました。

 

日本健康会議事務局長 渡辺 俊介

 

その後、「スマートみやぎ健民会議」の副会長でもある嘉数宮城県医師会会長からの祝辞（代読佐藤副会長）がありました。

 

祝辞
公益社団法人宮城県医師会　嘉数　研二　会長　 (代読：宮城県医師会　 佐藤和宏 副会長)
 

 

続いて、加藤勝信厚生労働大臣から「これまでの宮城県の日頃の予防・健康づくりの推進に敬意を表するともに、日本健康会議の目標でもある健康寿命延伸と生涯現役社会の実現に向け、健康なまち、職場づくりの日本全体のモデルとしてさらなる取組みの強化を期待します」とのビデオメッセージが寄せられました。

ビデオメッセージ
加藤 勝信 厚生労働大臣　
 

 

 

その後、地域や職場での健康づくりを積極的に推進している自治体、企業団体の表彰式が行われました。 「スマートみやぎ健民優良賞」の市町村部門は、大賞とのW受賞となった「女川町（代表；須田女川町長）」が、同じく企業部門は「YKK AP（ワイケーケー・エーピー）株式会社 東北製造所（代表；吉田製造所長）」と「株式会社ミヤックス（代表；高橋代表取締役社長）」が、 また、地域団体部門は「1.5会（いちごかい）（代表；圡澤会長）」が選ばれ、村井知事より、それぞれ賞状と記念の盾が贈られました。

宮城県健康づくり優良団体表彰を受賞された4団体・企業
 

表彰式の後、第2部としてこれらの「スマートみやぎ健民優良賞」の先進的事例紹介のセッションがありました。このセッションは同会議の顧問でもあり日本健康会議の実行委員でもある、辻一郎東北大学大学院教授が座長となり進められました。このセッションでは、 ①自治体事例；女川町町長；須田善明氏、 同町健康福祉課 技術参事 佐藤由理氏 ②企業の事例；YKK AP（ワイケーケー・エーピー）株式会社東北製造所 健康管理センター長、保健師；佐々木久美子氏 ③企業の事例；株式会社ミヤックス；取締役高橋蔵人氏 ④スマートアクションの取組み；宮城県健康推進課長岡本咲子氏 の各氏から、それぞれの取組みに関する講演・プレゼンテーションがありました。

須田善明 女川町町長


女川町 健康福祉課 佐藤由理 技術参事


ＹＫＫ ＡＰ株式会社 東北製造所 佐々木久美子 氏


株式会社ミヤックス 髙橋蔵人 取締役


宮城県保健福祉部健康推進課 岡本咲子 課長

 

休憩後の後半で日本健康会議の渡辺事務局長より「『健康なまち・職場づくり宣言２０２０』の達成状況」の講演と、厚生労働省保険局医療介護連携政策課 課長 黒田 秀郎氏より「健康なまち・職場づくりの課題と政策の方向性」と題し、予防・健康づくりに関する背景やこれまでの取組みとその成果が、またH30年度から始まる新たな施策や目標等について豊富なデータや図表を用いての講演が続きました。

講演「『健康なまち・職場づくり宣言2020』の達成状況」
日本健康会議事務局長 渡辺 俊介
 

講演「健康なまち・職場づくりの課題と政策の方向性」
厚生労働省 保険局 医療介護連携政策課 黒田 秀郎 課長
 

最後に髙橋宮城県保健福祉部次長より閉会の挨拶がありお開きとなりました。

閉会挨拶
宮城県保健福祉部 髙橋達也 次長